コンタクトレンズの使用で角膜に酸素が届かなくなる
コンタクトレンズの基本とは:角膜の酸素不足によるトラブル
メガネをかけずとも目に付けるだけで視力矯正ができるコンタクトレンズ。
コンタクトレンズの使用で、メガネではできなかったハードな運動ができたり、ファッションが楽しめたりと様々なメリットがあります。
そんなメリットの一方、もちろんデメリットもあります。
お金がかかること、そして使い捨てではない場合、お手入れが必要など手間がかかること、そして角膜に多少なりとも影響があるということです。
角膜にも酸素は必要です。裸眼でもまぶたを閉じるとその酸素量は減ると言います。
それがコンタクトレンズをするとそれだけで酸素が減り、そのまま目をつぶるとさらに減ってしまい、角膜は元気がなくなり、様々なトラブルにかかりやすくなってしまうのです。
コンタクトレンズ使用による角膜の劣化を防ぐには、正しい使用法が必須です。一日の装着時間を守るのは当然ですが、気を付けたいのがうたた寝です。コンタクトレンズをしているだけで酸素の透過量が減るのに、追い打ちをかけるようにまぶたを閉じてしまったら、さらに角膜への酸素の供給が減ってしまいます。
そうならないように、うたた寝はやめましょう。また、コンタクトレンズは適切に使用することです。1日使い捨てを何日も使いまわすのは絶対にNGです。
また、2週間使い捨ての場合でも、こすり洗いをしてタンパク除去を行いましょう。また、可能であれば酸素透過率の高いコンタクトレンズを使用するのが良いでしょう。透過率の高いものと低いものを数年使った人の角膜の劣化を調べると、高いものを使った人は裸眼の人と大差なく、低いものを使った人は劣化が激しくなっていました。
今からでも遅くないので、劣化を防ぐために、コンタクトレンズを酸素透過率の高いものに変え、きちんと手入れをして使いましょう。